スピードキューブ日本大会2018への道(2)

スピードキューブの日本大会2018に向けての13~21日目の練習記録です。
大会まで残り54日!
スピードキューブ日本大会2018への道(1) (1~12日目)
練習方法
練習方法に変更は特にありません。毎日以下の4つのメニューを順番に消化しています。
- 覚えた手順の復習
- 新しい手順の暗記 ※毎日ひとつ
- 連続ソルブ ※50回~
- タイム計測 ※ao5*3
練習の成果
手順の入れ替え
20日目までにPLLのパターンの入れ替えが終了しました。Na, Ga, Gcなどは不安があるので定期的に復習をして自動化させていきます。
21日目からいよいよOLLの入れ替えに入りました! 全57パターンもあり少し面倒に感じていましたが、現在の手順でも多くがそのまま使えることがわかりました。初日に確認すると36個の手順の入れ替えが必要なようで、57パターンと比べればずいぶんと楽に感じます。
初日は41を試してみましたが今までと比べて格段に回しやすく驚きました。持ち替え、手数の面で他にも変更の必要を感じる手順は多く残っています。まだまだ伸びしろがあることがわかってこれからが楽しみになってきました。
大会まで54日で36手順なら余裕をもって本番を迎えられそうです。手順を覚えた直後は反射的に使えない時期が多少あるので、今回の大会はLL系の手順を入れ替えたところで手順の見直しはストップして、あとはソルブを重ねることに集中する予定です。
連続ソルブ
毎日練習を続けていると、連続ソルブの50回以上の試技の平均は調子のバロメーターとして優秀なことがわかりました。途中からao5の計測結果だけでなく50回以上のソルブの平均も記録を残すことにしました。
15日目 | 17.93 |
16日目 | 17.43 |
17日目 | 17.57 |
18日目 | 17.55 |
19日目 | 16.80 |
20日目 | 16.74 |
21日目 | 17.57 |
21日目は新しいパターンを試したり、大きなミスが連続した影響もあってタイムを落としていますが、基本的には日を追うごとに進歩しているのが確認できます。単純な実力を測るには、50回以上の平均は5回の計測より正確かもしれません。新しい手順を試す役割等もあるものの、ここでのタイムも重視していくことにしました。
タイム計測 AO5*3
とはいえ、最重要なのはタイム計測(AO5*3)です。大会の5本の試技で実力を出し切れなければ意味がありません。
以下のテーブルは13-21日目のao5です。その日のアベレージベストはハイライトされています。
13日目 | 18.27 | 16.59 | 18.19 |
14日目 | 19.10 | 18.20 | 18.47 |
15日目 | 16.41 | 15.23 | 16.91 |
16日目 | 18.39 | 16.82 | 18.48 |
17日目 | 16.71 | 16.31 | 17.09 |
18日目 | 17.16 | 18.15 | 20.28 |
19日目 | 17.30 | 16.26 | 15.33 |
20日目 | 17.19 | 16.94 | 16.05 |
21日目 | 16.57 | 19.04 | 15.60 |
練習開始から15日目で初めてao5で15秒台を記録しました。その後も調子を上下させながら徐々に15秒台を出せる頻度が上がってきています。まだまだ全体的にミスが目立ち、ミスが少ない時に好タイムが出るといった感触です。手順の入れ替えを更に進め、練習を重ねミスをつぶしていくことでタイムを大幅に底上げして14秒台や更に良いタイムが見えてくると感じます。
技術的な面でいえばF2Lで最初のスロットにスムーズに入れたり、必要ならためらわず抜き手順を利用できるとタイムも伸びています。現在はLL系の手順に時間を割いているのでF2Lの手順には手を付けられませんが、ソルブの中で判断力を磨いていくことが重要だと感じています。
高いレベルで戦うために
CFOPは前半のクロス、F2Lはパズル的な頭を使う要素が大きく、後半のLLに入るとパターン化された単純な反応が求められる要素が増えてきます。最終的には差がつくのは前半のパズル的要素だと考えていますが、前半後半問わず覚えるべきことを覚えないと土俵に立つこともできません。
LL系の手順を詰めて挑む12月の日本大会は、第一段階だと思っています。そこからF2Lの基本手順を最適化し第二段階、そこからF2Lの発展的な手順やサブステップの研究をしていって初めて本当の戦いが始まると思っています。そのためにまずは今やれることを頑張っていきます。