スピードキューブ日本大会2018への道(8)

スピードキューブの日本大会2018に向けての57~63日目の練習記録です。
大会まで残り12日です。
スピードキューブ日本大会2018への道(1) (1~12日目)
スピードキューブ日本大会2018への道(2)(13~21日目)
スピードキューブ日本大会2018への道(3)(22~26日目)
スピードキューブ日本大会2018への道(4)(27~35日目)
スピードキューブ日本大会2018への道(5)(36~42日目)
スピードキューブ日本大会2018への道(6)(43~49日目)
スピードキューブ日本大会2018への道(7)(50~56日目)
練習方法
毎日以下のメニューを順番に消化。
OLL, PLLの反復練習※中止- 連続ソルブ ※50回~
- タイム計測 ※ao5*3
詳しくは後述しますが、60日目の練習からLL手順の反復練習を中止しました。
練習成果
タイム計測(AO5*3)
下のテーブルは57~63日目のao5(5回の内、最速と最遅を除いた平均)の記録一覧です。その日のアベレージベストはハイライトされています。
57日目 | 16.08 | 15.04 | 18.66 |
58日目 | 15.78 | 17.30 | 16.16 |
59日目 | 15.56 | 17.29 | 16.81 |
60日目 | 16.54 | 17.19 | 13.95 |
61日目 | 17.08 | 15.25 | 15.60 |
62日目 | 15.78 | 15.46 | 16.49 |
63日目 | 16.96 | 15.28 | 14.95 |
続いて今週と先週の一秒刻みでのタイムの割合の比較です。
円グラフを比較すると明らかに先週から調子を落としていることがわかります。13秒台の自己ベストを記録したものの全体的には14秒台以上の速さのタイムが激減してます。
無茶な練習は禁物
タイムを落とした原因はわかっています。今週から始めたLL手順の反復練習の負担が強すぎたことです。初めてキューブの練習で手の筋肉の疲労を感るほどでした。ソルブするのに比べて反復練習は同じ回転を淡々と繰り返すため単位時間当たりの回転が多いのかもしれません。
それに加えて57日目では空腹を感じたまま練習をしてそれがタイムに影響したことを如実に感じました。大会では疲労、栄養状態を万全にする対策も必要でしょう。
思い切って練習大幅減
ここまで毎日練習してきて練習不足は考えにくいです。調子が出ないならむしろオーバーワークが原因と考え、60日目からは思い切ってLL手順の練習は一切行わずソルブだけに集中しました。
効果は覿面で初日からアベレージベスト(13.95)を更新しました!それ以降は今まで取り組んできたPLLでの持ち替え禁止等もやや緩くして、全体的にスムーズに気持ちよく回すことを意識しました。
61日目以降は少なくとも二回は平均15秒台を記録して調子が戻ってきているのがわかります。
長い目で見て努力を
個人的にこの競技では短期間の詰め込みは通用しないと考えています。(通用する競技なんてそうないと思いますが)手順の暗記一つとっても、無意識に回せるレベルまで落とし込んで初めて使える手順になります。手順を中途半端に覚えた状態ではかえって遅くなるということも今までに経験しました。
それがわかっていたからパターンの入れ替えをしていた時期も一日に覚えるパターンはひとつまでに制限していました。にもかかわらず大会が近くなって焦って無理な練習をしたことは反省です。
身につけるべきことはたくさんあり、高い競技力を得るには時間がかかるはずです。長い目で見て努力することは不可欠だし継続していくためにはそれなり練習方法があるのではないかと最近は思います。
練習の内容にはソルブのように欠かすことのできない基本練習、それだけでは足りない部分を補うCFOPを分解する補助的な練習があると思います。練習内容を決める時は基本練習に加えてどんな補助練習をするか考えるのが一般的ではないでしょうか。
時期ごとに課題を設定して補助練習の内容はそれに応じて変化していきます。基本練習をおろそかにすれば腕が落ちるでしょうが、補助練習はそうでもありません。僕が今回したようにたまには基本練習を軽く行うだけのレイオフ期間も設けてみても良いのではないでしょうか。
疲れはとれるし、前の期間で練習したことを確認することもできます。リフレッシュして新たな課題に向き合えた方がモチベーションも高く保てるはずです。
これからレベルがあがれば一つのパターンを複数の向きから回すことを考えたり地道な練習も増えるはずです。今のうちから長い目でみて練習することを考えておいて損はないのかなと思います。