普通科高校の劣等生から英検一級合格までの学習遍歴【1/3】

これまでに英検一級、TOEIC930点を取得するなどしてきた僕ですが、もちろん初めから英語が出来るわけではありませんでした。これまでにどんな道を辿って勉強してきたのかまとめようと思います。
高校編
普通科高校の劣等生
今では立派な英語力ですねと評価してもらえることもある僕ですが、高校時代は決して真面目な生徒ではありませんでした。家庭環境に問題があって荒れていた僕はやる気がなく授業はほとんど寝ていたし、学校をサボって当時ハマっていたFPSゲームをしていることも珍しくありませんでした。
洋画を英語で見たい!
高校時代は不貞腐れてやるべきことは全くしない一方で、心の拠り所だったことには多くの時間を割いていました。FPS以外に好きだったのが洋画観賞で、一週間に10本映画を観たこともありました。洋画の世界に惹かれるにつれて、吹き替えよりも字幕、そして英語でそのまま内容を理解できたらどんなにいいだろうかと思うようになりました。映画の世界に入り込んでいる間だけはストレスの多い自分の世界のことを忘れられたからでしょうか。
洋画の英語を理解するために寝てばかりだった授業も英語の授業だけは真面目に受けるようになりました。中でも気に入った先生の授業の小テストは徹底的に勉強してテスト中に指差し確認までしてオール満点を死守したことを覚えています。なぜか先生にも褒めてもらえなかったですがそれでも満足していました。
そして、いよいよ僕の通っていた高校でも高校三年生になると受験勉強が本格化します。とにかく家から出ていきたかった僕は進学はせずに就職するつもりでしたが、先生に説得されて仕方なく受験をすることにしました。相変わらず好きなことにしか興味の持てない僕は英語だけを勉強することにしました。
最強のライバルたち
実は僕の通っていた高校には普通科以外に英語科もありました。三年生になって初めて英語科にも友達が出来てよく話すようになりましたが、彼らの英語力は圧倒的でした。高校から一年間留学している生徒も多く、クラスの半分以上が英検準一級を取得しているようでした。偏差値50弱の普通科に通う僕には、見たこともないかっこいい世界がそこにはありました。
なんとか彼らに近づきたいと考えた僕は、先生に直談判して英語科の授業を受けさせてもらえることになりました。通常の授業だけではなく予備校でも教える外部の先生が教える授業もありました。やる気だけは異常にあったので先生も英語科の生徒たちもよくしてくれました。
同年代のあこがれのライバルたちと机を並べ、追いつくために必死に勉強する時間は楽しいものでした。外部の先生の難しい授業にも段々ついていけるようになって「最近先生の質問にも結構答えられてるしすごいね!」と仲間に言われてうれしかったことを覚えています。
そんな調子で洋画がきっかけで英語を勉強し始めて一年半くらいでしょうか、最終的に英検2級、センター英語168点まで取れるようになっていました。大した数字ではありませんが底辺から始めてそこまで行けたことが誇りでした。
大学は英語だけでも合格できた県内の私立大学に進学することにしました。TOEFL pbtで決まった点数を取れば大学の全額負担で一年留学出来て、しかも単位互換を利用して4年で卒業出来ることが決め手でした。
大学、留学編に続く
思ったよりも長くなりそうなので大学、留学編は分けて投稿します。後編では具体的な勉強方法にも触れていこうと思います。