集中力は維持できなくて当たり前。必要なときに高いパフォーマンスを発揮するために……「sub12への道」(13)

今週はブログで公開しているao5ではあまり芳しいタイムは出せませんでしたが、オンラインコンテストのやまこんでは非常に優れたタイムを残せました。いつでも高いパフォーマンスを発揮するためには何が必要でしょうか。
過去三回↓
忘れていた、楽しむ気持ち……「sub12への道」(10)(65~71日目)
タイムの稼ぎどころはクロスとPLL「sub12への道」(11)(72~78日目)
デュアルクロス、COLL高等技術導入の壁「sub12への道」(12)(79~85日目)
記録(ao5)
まずは過去三週間の記録の変化を見ます。
過去の記録一覧:記録保管庫
ほぼ現状維持か少し不調でしょうか。ここだけ見ると成長しているようには感じられませんが、練習の他の場面も考慮すると必ずしもそうとも言えないようです。パフォーマンスがいい時と悪い時に分かれる理由、狙ったときにいいパフォーマンスを発揮する方法を考えます。
インターバルの必要性
僕の普段の練習では以下のようなメニューを行っています。
- 手順研究
- アップ50~75ソルブ
- ao5*5~6 (やまこん、tribox contest※週一、自主計測*3、TSC、)
- 追加50~100ソルブ
このブログで紹介している記録は自主計測のみですが、毎日計測をしているやまこん、TSCの今週の記録も見てみます。
試行回数が少ないとはいえ、ブログで紹介しているタイムとはかなり違いがあることがわかります。一日の最初に行うやまこんでのパフォーマンスはsub13が多いなど圧倒的に優れていて、これをみて進歩がないとは考えづらいほどです。一方で5~6本目のao5として毎日行うTSCではsub13の好タイムも出ているものの、18秒台の信じられないタイムまでかなりのバラつきがあります。一日の中で計測を重ねるにつれてどんどんタイムが悪くなっても、今までは偶然かなと考え構わず練習していましたがこうして比較してみると安定して力を発揮するために改善を加える必要性を感じます。
原因として思い当たるのはインターバルをほとんどとらずに次々ao5を計測していたことです。以前はこのくらいは連続して計測しても最後までパフォーマンス落とさずにソルブ出来ましたが、レベルと共に要求される集中力が上がり、高いパフォーマンスを長く維持するのが難しくなったのだと思います。
それ自体は悪いことではありません。ずっと維持できるのは集中力とは言いません。常に出来たら分散してしまってます。我愛羅戦のサスケは千鳥を二発しか打てないし、阿散井恋次の使う蛇尾丸の刀身を伸ばして連続で攻撃できるのは三回までです。大事なのはいつ使うかです。
調整方法
ao5で高い集中力を持って計測するには、ウォーミングアップが出来ているかつ、疲労していないことが必要です。連続して行う場合には適度なインターバルを取ることが必要ではないでしょうか。インターバルが長すぎればアップが再び必要になり、短すぎれば疲労してしまいます。個人的には、3~5分程度試してみようと考えています。
インターバルは精神的にリフレッシュすることが目的ですからPLLを回したりキューブを触るのは問題ないでしょうし、そうすることで少しインターバルが長くなっても手や指が温まった状態をキープできるでしょう。多少のインターバルではフレッシュな状態で計測に望めそうにない時は思い切って間をあけてウォーミングアップからやり直してもいいかもしれません。
こうした自分の最大限のパフォーマンスを発揮するためのノウハウは公式大会で特に重要になります。僕がしているように、ao5を定期的に計測することで自分の集中力のタイプに検討をつけておくと自分に合ったアップのタイミングやインターバルの長さが見つかるのではないでしょうか。